涙のスイッチ
「あ、そうだ。忘れ物」


そう言ってキスをくれる旭くん。


「じゃ、また来週学校でなっ!気が向いたら土日オレ誘ってよ、っつっても、今の美和ちゃんじゃ無理かな。いいから。オレ、待つから。じゃあな!」



小走りで去って行く旭くんの背中を見送ってエレベーターへ足を向けると。


「…!?」
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