涙のスイッチ
迪也…くん。


どうして?


あたし…キス…。


見られてた…。


「美和、アイツと?」


「………」


「何でも知ってていつも一緒にいられるお手軽なチャラい男、選んだのか?」


「…迪也くんには、関係ないでしょ?」


「関係ない?約束しただろ?一緒に歩くって。つまづいても手を差し延べるって、登り坂では背中を押すって。美和にはオレの何1つ届いてなかったのかよッ!!」
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