涙のスイッチ
もう、戻れないよ、ね…。
素直になれなくて、つまらない意地張って、迪也くんに目隠ししてしまったのは。
他の誰でもなく、あたし自身。
心の奥ではずっと迪也くんを想ってた。
旭くんが笑わせてくれても、キスしてくれても。
なのにどうして突き放してしまったの?
どうして“ごめんなさい”って言えなかったの?
どうして「好き」の一言が言えなかったの?
そう。
あたしは。
迪也くんが、好き。
大好き。
旭くんじゃなく、あたしが求めているのは。
北海道で逢ったあの日から。
ずっと迪也くんの全部が欲しいのに。
なのに終わらせてしまったのは、あたし自身。
「同じ道なんて歩けない」
そう言ったのは、あたしの方。
素直になれなくて、つまらない意地張って、迪也くんに目隠ししてしまったのは。
他の誰でもなく、あたし自身。
心の奥ではずっと迪也くんを想ってた。
旭くんが笑わせてくれても、キスしてくれても。
なのにどうして突き放してしまったの?
どうして“ごめんなさい”って言えなかったの?
どうして「好き」の一言が言えなかったの?
そう。
あたしは。
迪也くんが、好き。
大好き。
旭くんじゃなく、あたしが求めているのは。
北海道で逢ったあの日から。
ずっと迪也くんの全部が欲しいのに。
なのに終わらせてしまったのは、あたし自身。
「同じ道なんて歩けない」
そう言ったのは、あたしの方。