涙のスイッチ
「ハイ、美和。お粥できたわよ?」
「うん、おばあちゃん、ありがとう」
昨日の鍋焼うどんより、ずっと美味しい気がした。
体だけじゃなく、心までぬくもる。
ちゃんと食べて、ちゃんと寝て。
ちゃんと話して、ちゃんと向き合って。
人はそうして生きていくんだ。
「おばあちゃん、ごちそうさまっ」
食器を台所へ運ぶと、あたしはパジャマのまま、コートをはおった。
「美和、どこに行くんだ?」
「ジョンに、お礼言ってくる」
「あら、でもまだ熱あるんでしょ?」
「平気。すぐに戻るから」
「うん、おばあちゃん、ありがとう」
昨日の鍋焼うどんより、ずっと美味しい気がした。
体だけじゃなく、心までぬくもる。
ちゃんと食べて、ちゃんと寝て。
ちゃんと話して、ちゃんと向き合って。
人はそうして生きていくんだ。
「おばあちゃん、ごちそうさまっ」
食器を台所へ運ぶと、あたしはパジャマのまま、コートをはおった。
「美和、どこに行くんだ?」
「ジョンに、お礼言ってくる」
「あら、でもまだ熱あるんでしょ?」
「平気。すぐに戻るから」