涙のスイッチ
一一一カチャ
「あらっ!ジョンが吠えたからどこのお客さんかと思えば、京子と美和じゃない!どうしたの、連絡もなしに急に」
「おばあちゃん、こんばんは」
「美和、大きくなったわねぇ」
「お母さん、立ち話もなんだから、早く入れてよ。もう体冷えちゃって」
「あ、そうね。どうぞ入って?コタツであったまるといいわ」
「おじゃまします」
家にあがるとおじいちゃんも目を丸くしてあたし達を出迎えてくれたけど、どうして急に北海道まで来たか問いただしたりはしなかった。
コタツとみかんと抹茶入りの玄米茶で、すっかり冷えきった体が温まる。
「あらっ!ジョンが吠えたからどこのお客さんかと思えば、京子と美和じゃない!どうしたの、連絡もなしに急に」
「おばあちゃん、こんばんは」
「美和、大きくなったわねぇ」
「お母さん、立ち話もなんだから、早く入れてよ。もう体冷えちゃって」
「あ、そうね。どうぞ入って?コタツであったまるといいわ」
「おじゃまします」
家にあがるとおじいちゃんも目を丸くしてあたし達を出迎えてくれたけど、どうして急に北海道まで来たか問いただしたりはしなかった。
コタツとみかんと抹茶入りの玄米茶で、すっかり冷えきった体が温まる。