涙のスイッチ
「なぁ、美和?」
「ん?なぁに?」
「なんてゆーか、さ…。淋しかったとか会いたかったとか、さ…少しは考えた?」
「?」
「だからさっ、オレに会いたかったかって聞いてんのッ」
「…うん。あのね、毎日メール、ありがと」
「メールっつっても何打っていいかわかんなくて、さ。女にメール送った事なんてないから、スゲー考えてるわりに短くて…なんかゴメン」
「そんな事ないよ?あたし、すごく嬉しかった!」
「うん。美和の元気になれるんなら、オレも良かった。これからもメールしていいか?ウザくねぇ?」
「全然!学校の事とか、野球の事とか、もっと…もっと…。迪也くんの事知りたい…カモ」
「そっか」
「うん…」
自分で言った事が恥ずかしくて、思わず俯いてしまう。
前を見てないせいで背広を着た男の人にちょっとぶつかってしまったら、あたしの手に迪也くんの指が絡まった。
「危ねぇから。手、繋ぐ」
「うん…」
「ん?なぁに?」
「なんてゆーか、さ…。淋しかったとか会いたかったとか、さ…少しは考えた?」
「?」
「だからさっ、オレに会いたかったかって聞いてんのッ」
「…うん。あのね、毎日メール、ありがと」
「メールっつっても何打っていいかわかんなくて、さ。女にメール送った事なんてないから、スゲー考えてるわりに短くて…なんかゴメン」
「そんな事ないよ?あたし、すごく嬉しかった!」
「うん。美和の元気になれるんなら、オレも良かった。これからもメールしていいか?ウザくねぇ?」
「全然!学校の事とか、野球の事とか、もっと…もっと…。迪也くんの事知りたい…カモ」
「そっか」
「うん…」
自分で言った事が恥ずかしくて、思わず俯いてしまう。
前を見てないせいで背広を着た男の人にちょっとぶつかってしまったら、あたしの手に迪也くんの指が絡まった。
「危ねぇから。手、繋ぐ」
「うん…」