涙のスイッチ
空っぽのキス
「美和ー!おはよっ」
入学式、張り出されたクラス分けの掲示板の前で、相変わらず元気な同じ中学出身の工藤 彩菜(くどう あやな)が人をかき分けてあたしの手を握る。
「同じクラスだよっ!」
「ホント!?」
「うんっ、また一緒にお弁当食べれるねっ」
「う~ん…。腐れ縁は切れなかったか」
「コラ、美和ッ!そんな事言ってると合コン誘わないぞっ」
「アハハッ!ウソウソ。良かったぁ、彩菜と一緒で。あたし、友達作るの時間かかるタイプだし、不安だったんだぁ」
「確かに。成績では美和にかなわないけど、社交性ならあたしのが上だもんね」
「またヨロシクねっ」
「うん。こちらこそっ!教室入ろうか」
入学式、張り出されたクラス分けの掲示板の前で、相変わらず元気な同じ中学出身の工藤 彩菜(くどう あやな)が人をかき分けてあたしの手を握る。
「同じクラスだよっ!」
「ホント!?」
「うんっ、また一緒にお弁当食べれるねっ」
「う~ん…。腐れ縁は切れなかったか」
「コラ、美和ッ!そんな事言ってると合コン誘わないぞっ」
「アハハッ!ウソウソ。良かったぁ、彩菜と一緒で。あたし、友達作るの時間かかるタイプだし、不安だったんだぁ」
「確かに。成績では美和にかなわないけど、社交性ならあたしのが上だもんね」
「またヨロシクねっ」
「うん。こちらこそっ!教室入ろうか」