涙のスイッチ
旭という男子は、無遠慮にあたしの隣の子に声をかけた。


「お友達、なろっ!名前は?」


「…柴田 理香」


「じゃあ、美和ちゃんと理香ちゃんと、えっと君は?」


「工藤 彩菜」


「うん、彩菜とオレ達3対3でカラオケなっ」


「てゆーか、何であたしだけ呼び捨て?」


「いーじゃん、気にすんなよ。じゃ、放課後なっ」


…軽そうな男子。
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