隣の君がすき。
自転車置き場に自転車を置き、ロックしたかを確認。
よし、大丈夫。
「苺ちゃん、おはよ~」
振り向くと、莉子ちゃんがいた。
「おはよ~」
莉子ちゃんは、身長はあたしと同じくらいで、二つに髪を結んでいる。
優等生で、頭がいいけど、勉強は好きではないとのこと。
あまり勉強してないのにすんなりと頭に入ることがすごい。
「勉強やだな。美術とか、英語とか、保体とか………もう考えるだけでダメ」
「莉子ちゃん、頭いいじゃん。羨ましいな、あたしは」
「それも今のうちだよ。ってお母さんが言ってた。だんだん追いつけなくなるって。あたしもちゃんと勉強しなきゃ……」
「そっかー、じゃああたしの方がやばいよ♪」