隣の君がすき。


春には、他の友達も誘って鬼ごっこやスポーツで遊ぶ。

夏には、海に行ったり、お泊まりをした。花火もしたし、虫取りもした。

夏は、たくさんの思い出がある。

二人で、夏祭りに花火を見た。

君が、「はやくはやく」って手を振って、あたしはそれを追いかけた。

それが当たり前で、みんなも二人がいつも一緒なのを当たり前だと思ってて…。

みんな、からかったりしなかった。

あたしと君は、部屋が隣なだけの、腐れ縁。
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