本当の理由
「この公園ね?私のお気に入りの公園なんだっ!」
「わぁ!ありがとう!」
優くんの笑った表情に凄くドキドキしてしまった。
これが私の初恋だった。
この公園はブランコ二人分に滑り台と少し淋しいけど…私はここが大好きだった。
「今日から優くんもこの公園の仲間だねっ!」
「優…くん??」
「うん優李くんだから…優くんっ!」
「クス、ありがとう」
それからとゆうもの、学校から帰ってきては優くんとこの公園で遊んだ。
私がお母さんから怒られて泣いては、優くんがよしよし、ってしてくれた。
私は優くんが大好きだった…だけど…
幸せはそう長くは続かなかったんだ…。