本当の理由
「さ…行きましょ…?」
疑問に思った。
どうしてこんなにも荷物があるの…?
親戚の家に行くのにこんなに要らないよね…?
まだ小学3年生でばかな私でもそれくらいの事はわかった…。
「…貴方…行きましょ…」
「あぁ…」
そのまま…車は進んだ。
私の家が…優くんの家が…どんどん小さくなっていった…。
キキ――――っ!!!!
鈍い音がした…
私の視界は真っ暗になった
一瞬浮かんだのは…
『有紀ちゃん!』
優…くん……
私の意識はそこで途絶えた。