本当の理由



こうなったらもうやけくそ…


「っ…ゆ…優李…//」

恥ずかしいよぉっ…///
泣きたい…//


「ん…いいよ。いい子だね…?」


と、優く…じゃなくて優李は私の頭をいい子いい子とポンポンと叩いた。


「…///」





「…あ…そだ…」

優李は何かを思い出したみたいで私に言った。


「僕…クラスの皆に…言うね…?」


「…え…何を…?」


「クラスの皆が有紀をいじめたのは…さっきと同じ理由なんだ。」


さっき…?…あ…私が優李の悪口を言って援助交際してると信じて…。


「…だから…知らない人達も…私を…」


そうだったんだ…。


「大丈夫。僕が言えば何とかなるし。細川の嘘だって言えば皆納得するから」


優李は自信満々みたいだけど…その自信はどこからくるんだろう?





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