本当の理由



―――…

「じゃあ…僕行ってくるね…?」


「…ん…」

だけど…やっぱりまだ…少し怖い…。

騙されてたとはいえ…あんな事があったクラスだから…。


私の思いが顔にでていたのか…優李は心配をしてくれた。


「有紀…こっちおいで?」


私のいった場所は優李の足の間。

何気に恥ずかしい…//

その後ろから優李に抱きしめられた。

「…優李…あったかい…」

「…こっち向いて…?」

優李の言ったとうりに後ろを向いた。

私の顔の前にすぐに優李の整った顔がある。


そうして優李の顔が近づいてきて…私の唇に自分の唇を押し付けた。



「ふ…ンん…//」

「チュ…有紀…」

すると私の中に何か温かいものが入ってきた。

「んぁっ…//ふ…//」

優李の舌が私の舌に絡まりあう…お互いの水音が誰もいない保健室に響く。






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