本当の理由
―優李side
有紀はやっぱり辛そうだった…。
皆が有紀をいじめた原因…全部は細川が原因。
大丈夫…有紀は僕が守る。
久しぶりのキス…。
少しトロんとした目にさくらんぼ色の唇。
苦しそうだから僕が酸素を分けてあげる。
するとまた僕を受け入れる。
「ふ…あ…ンンっ//
有紀から漏れる甘い声。
もっと聞きたいくらい…
有紀…愛してる…。
―――…
優花は疲れて眠ってしまった。
「もう…安心してね…?」
これからは僕が守るよ…。
僕は優花を起こさないように静かに保健室を出て、ある友達に電話をした。