本当の理由
―有紀side
なんでだろう…
今日は…一人でいたくなかったんだ…。
優李といたかった。
学校を出て優李と優李の家へ向かう。
「ここだよ」
「大きいんだね」
なんだか昔に戻ったみたいだなぁ…。
「ただいま〜」
「お邪魔します…//」
玄関まで広―い!
「おかえり…って…有紀ちゃんっ?!」
え…この人…!
「おばさんっ!!」
「有紀ちゃん、久しぶりねぇ―っ!元気だった?!」
奥から出てきたのは、昔よくお世話になった、優李のお母さん。
相変わらず綺麗。
「有紀ちゃんここの学校に通ってたなんて…!!おばさん嬉しい!」
「今日有紀、泊まるね」
優李が当たり前のように言った。