只今恋愛学習中

「あっ凛! 遅かったじゃない。何してたの?」
「うーーーん、ちょっとね~~~。」

ニヤニヤしながらあたしをチラッと見て、かえの頭をポンポンって
軽く叩いた凛矢君。

「ちょっと何?」
「ちょっとはちょっとやっ。そんなん気にせんでえぇって。」

安曇野君を見て、絵里に笑いかけてる明良君。
そんな明良君と一緒に笑ってる絵里。


目の前に色んなお花がとんでます。

春ですねぇ~~。


「お前、もうちょっといい顔できねーの?ひでー顔。」


あたしの横にはこんな毒舌の人がいるだけ。

「別に。ひどい顔してるわけじゃないもん。もとからこんな顔
なだけ。」

「俺はそうは思わね。どーでもいいけど、お前がそんなんだと
俺までテンション下がんだけど?」

「それならあたしのそばにいなかったらいいでしょ。
ほっといてよ。」

「ほっとけねーから言ってんだ。俺がいたくているのに
お前がどーこー言う事じゃねー。」


その言葉に反応して、こっちを向く4人。
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