只今恋愛学習中

「あらら~、積極的な~奏太くう~ん。」
「何がだ。」
「またまた~、分かってるくせによ~。隠し事はよくないぜ、奏太~。」


さっきの言葉でニヤニヤしだした明良君と凛矢君が安曇野君を
からかってつついてる。


そんな光景を不思議そうに眺めてたあたしにも、

「希美ったら、あんたにもうすぐ春が来るのかもしれないわね~。」
「何が!?」
「なんだか絵里まで嬉しくなるなぁ~。」

かえと絵里に挟まれてます・・・。


うーーん、
春が来るって言われても、もう来てるし・・・。
絵里まで嬉しい?何のこっちゃ?

「話について行けてないのはあたしだけなんでしょうか?」

「「・・・・・そうだね・・・。」」


あわわわっ、さっきより呆れた雰囲気が漂ってるーーっ!!

「なんかゴメン。」



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