†導かれる聖女†
――――――――
――――――
――――
『すごいな…
この船でなら地平線の彼方まで行けそうな気がするよ』
『ふふっ…そうね……
ティアネイとなら何処へでも行けそうな気がするわ』
レイナの言葉に驚き、目を見開く。そのまま呆然とレイナを見つめた。
その言葉の意味が知りたくて…
『へ、変な意味じゃないわ!
た、ただあなたといると
とても安心出来るから…
という意味で……』
頬を真っ赤に染めて言うレイナの頬に僕は触れるだけのキスをした。
『っ!!!!?』
『ご、ごめん…あの…』
頬を押さえてさらに赤くなるレイナと僕。
自分でも無意識だった。