†導かれる聖女†
『…もうっ…
ティアネイの馬鹿…』
憎まれ口を叩きながらも、レイナは僕の肩に頭を預けた。
『…レイナ……
僕はレイナが好きだよ。
ずっとずっと前から…』
レイナの頭を撫でながら
僕は笑う。
子供の頃は僕と同じくらいの肩の高さが…
今は僕の方が高い。
これで君を守れる…
『わた、私…も……
あなた以外は男の子として見れないんだから…』
そんな嬉しい事を言ってくれたレイナの唇に短いキスをする。
やっと通じ合えた…
これからはずっと傍に…