BOND
私は携帯をポッケから取り出し、裕にメールを作成した。



TO:裕
SUB:
――――――――
こっちは式も終わったよ。


裕んとこは終わった?



END




メールを作成する度に会いたくなっちゃうんだ。




でもせずにはいられなくて…。




声を聴いたら涙して。



私遠距離がこんなに辛いものだと知らなかった。




ねぇ、裕、3年後の今頃はどうなってるのかなぁ?




私たちずっとラブラブでいられてるかなぁ?




裕、私会っていいたいことがある。




いつもは照れ臭くて言えなかった言葉。




「友、帰るよ?」


「えっ‥。」



隣を見ると、鞄を持った明が立っていた。



「どうした?」


「あ、ううん。帰ろう。」



私は慌てて席を立った。
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