BOND
武藤くんは空を仰いだ。



「越智。」




私は武藤くんを見た。





そして武藤くんは私の方を向いて、言った。





「もう、お前の苦しむとこ見たくない。」



「っ…!!!!!」




言い終わったと同時に、武藤くんの唇が私の唇に重なった。





キレイな顔が私の目の前にあって‥。






柔らかい唇が私のと重なってて…。





えっと…。






ゆっくり離れる武藤くん。




至近距離で互いに見つめ合う。




「これは浮気じゃないだろ?」


「っ!」



そう言って今度は大人のキスをしてくる武藤くん。





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