BOND
バチバチ



「え?」


「目開けていいよ。」



ゆっくり目を開けると…。




私の目の前にはいろんな色の花火が舞っていた。





武藤くんだけでなく、吉瀬くんも明もいた。





「みんな…。」


「ほら、越智も。」


「うん。」




武藤くんが私に手持ち花火を渡してくれた。





「賑やかな海もいいだろ?」


「武藤くん…。」




私は笑った。





そうだね。




ただの夜の海より、いいかもしれない。




「友、元気出しな?みんながいるんだから。」


「明‥。」


「友ちゃん、花火は沢山あるから、朝まで付き合ってな?」


「えっ!?朝まで!?」


「越智、そんなにないから。」
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