BOND
快SIDE


俺は外に出た。




するとあいつが声かけてきた。




「おい。」



「んだよ。」



「友は渡さねぇから。」



「はぁ?」




俺は奴を睨みつけた。




「俺のもんだ。」


「はっ。ふざけんなよ。浮気した奴の言うセリフかよ。」


「…確かに浮気した。でも遠距離でなかなか会えな「それが言い訳だっつんだよ。」





俺は舌打ちを残し、病院を後にした。





どいつもこいつも好き勝手だな。





ゆかりもそうだった。





2つ上で、なかなか会える時間がなかった。




でもそれは仕方のないこと。




俺は受験生だったんだから。





その間に好きな男作って、そいつがいいから別れろと言ってきた。
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