BOND
「裕!一応頑張った。」


「フッ。一応って何?」


「それなりに??」



裕の声を聞いただけでニヤけてしまう。




私は自分の部屋に入り、ベッドに座った。




「そっか。俺も面接日決まった。明後日。」


「何のバイトにしたの?」


「ガソスタ。」


「へぇ。そっかぁ。」






そんなちょっとした会話も幸せに感じた。







ねぇ、裕。




ゴールデンウィーク行くからね。





私頑張るよ。




の前に受かってなかったら話にならないんだけど‥。





裕、会いたいよ。





声はこんなに近いのにね‥。




手が届かないんだ。
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