BOND
てか二人ともだよ。





その後もみんな声出してしまって、勝負がつかない。





「あ!そうだ!」





吉瀬くんがクスッと笑った。




「何?」


「お化け屋敷。」




それを指差して微笑む吉瀬くん、そして快。




「「げっ‥。」」




私と明は顔を合わせた後、二人に背中を向けて歩いた。




「おい!逃げんな。」


「だってぇ‥。卑怯じゃーん。」


「全然。フェアだ。」


「どこが!」




明と吉瀬くん喧嘩中。




「あ!そうだ!じゃあ、吉瀬くんは快と入って。私、明と入るから。」


「「何それ。」」




快と吉瀬くんは唖然としている。




「友ナイスアイディア!!」



「でしょ?」
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