BOND
そしてゆっくりと演奏し始めた。




私はそばに立ち、目を閉じた。






快は弾き語り、私はそれを聴いて泣いた。






終わったときには私は号泣で。





「快っ‥。」


「おいで。」




私は快の隣に座った。




「これ、俺が初めて作った曲なんだ。」



「すごいよ。」




快は私の肩を抱き寄せた。




とても切ない曲。




でもどこか前向きで、とてもいい曲。






曲を聴いて泣いたのは初めてだった。






「友美そんなに感動した?」


「ん。」



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