BOND
――――――――‥

そして私は大阪行きの電車に乗っている。



ドキドキする。




裕に会えると思うとワクワクしちゃう。




私はiPOdを聞きながら窓の外を見た。




早く着かないかなぁ。





―――――‥

電車を降り、私は携帯を取り出した。



そして裕に電話した。




「あ、もしもし。着いたよ。」


「ん。駅の外にいる。」


「わかった。」




いよいよ会えるんだ。




心臓は暴れまくって、破裂寸前。




裕。




裕。




裕。




「友!」


いたっ!!


「裕!!」



私は裕のもとに駆け寄った。



「久しぶりだな。」


「うんっ!裕髪染めたんだね。」


「あぁ。どう?」


「似合ってる!!」



裕は黒髪を明るい茶髪にしていた。




ますますかっこよくなった。




モテてんだろなぁ‥。




「友も髪染めたら?」


「うちの学校厳しいもん。」


「あーそだったな。」



二人歩きながら会話する。



「一回俺んち行こう。荷物重いだろ?」


そう言って荷物を持ってくれる裕。


「あ、ありがと。」
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