BOND
「友ちゃん、でもイケメンでしょ?あの人。」


「…。豊川さん会ったことあるんですか?」


「っ‥さ、仕事行きましょ。」




そう言って車を出す豊川さん。





はぁ…。






何を隠してるの?


















事務所に着き、私は社長室に入った。




「とーもちゃーん♪」




うちの事務所の社長はキャラが濃い。




40くらいのいい歳したおじさんだ。





「おはようございます。」



「うん。はい、これ台本。撮影はすぐにでも始められる。」



「はい。」




私は台本を手に取り、中を見た。
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