BOND
現実
快SIDE


学校に来るとみんな話題は月9。



「ねぇ昨日見た?」


「見た見た!ヤバいよねー!」


「最後泣けたし!」


「やっぱり××かっこいいっ!」






俺はフッと笑った。






さすがにキスシーンは見てられなかったが。








俺は教室を出て空き教室に入った。





「快!」


「快くん見た?ドラマ。」




ここでもか。





クスッ。





「あぁ。見た。」





勇人も明もうっとりした顔で俺を見た。




「何だよ。」


「キスシーンも?」


「‥。」





俺は目を逸らした。
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