BOND
私は快のもとに駆け寄った。




「友美の制服姿何ヶ月ぶりだろ。」



「フフッ。確かに。快どうしたの?」



「卒業生代表だから。」



「あ。練習?」



「そ。」





快はいつもの快だ。





「ねぇ、快。前に言おうとしたことって何なの?」


「っ…。」




快は目を逸らす。





快の表情から笑顔が消えた。






「何かあったの‥?」



「友美、仕事は順調か?」



「え?うん、順調だよ?」



「そうか。」





快は教室に入り、机に座った。





私は快の隣に立ち、快を見た。



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