BOND
快SIDE


数日後


俺は父さんの会社にいた。




「快、あと1週間だぞ。準備はしてるのか?」


「‥はい。」


「そうか。」





父さんは俺を見ずに資料に目を通している。





俺は窓の外を見た。






「快、いいだろ。」




そう言って資料を俺に渡した。




「…。」




俺は資料を受け取り、社長室を後にした。






日本にいられるのはあと1週間。






さすがに友美に言わなきゃならない。







~♪~♪


「はい。」


「快、俺だ。」
< 397 / 432 >

この作品をシェア

pagetop