BOND
「そいつに何言われた?」


「え‥仕事と学校以外外出禁止とか‥あ、あと告白も‥。」


「で?」




顔を上げた快の顔はすごく冷たい顔をしていた。




「何も…。」


「…。」




快は目を逸らした後、ガタンと立ち上がった。





「っ‥快!」





私は快を追った。




「待って快!」


「…。」




快はスタスタ歩いていく。





カフェを出た途端、ファンに囲まれてしまった。





「きゃあ!友ちゃんだ!!」


「サインください!」


「写真撮ってくださーい!」


「あ‥。」





快はあっという間に見えなくなった。
< 403 / 432 >

この作品をシェア

pagetop