BOND
友美SIDE


仕事が忙しく、快に会えない。





はぁ…。





スケジュールは3ヵ月後までぎっしりだ。






「豊さん、ちょっと電話してきていい?」


「ちょっとだけなら大丈夫よ。」


「はい。すぐ戻ります。」





私は会社のテラスに出て快に電話をした。






「おかけになった電話番号は―――――」


「え?」





もう一度かけ直すが結果は同じだった。






え…嘘…。






どうして…?






私は裕のときを思い出した。
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