BOND
快との思い出がフラッシュバックする。






快っ…。





「友美‥。」





秀さんが私の背中を擦ってくれる。






どうして言ってくれなかったの…。






「友美、ご飯食べて元気出せ、な?」




私は首を横に振った。




「いらないっ‥ふぇっ…快っ…。」




快に会いたい。









私が秀さんと暮らしてること言わなかったから、パリに行くこと言ってくれなかったの?







ごめんねっ…快っ…。







私のせいだよね…。
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