BOND
俺は愛車のベンツで空港に向かった。












「たく。兄貴はどこだよ。」




俺はロビーを歩いていた。





そのとき。






「快!」




振り返ると…。





「友美‥!」





友美は俺に飛び込んできた。






「快、ごめんなさい。」


「遅い。」


「ん。ごめんっ。」




俺は友美を強く抱きしめた。






「嘘。パリへようこそ。」


「快‥。」



友美は俺を涙目で見上げる。
< 424 / 432 >

この作品をシェア

pagetop