BOND
外に出ると国産の高級車。



「友ちゃん、早く乗って!」


「勇人くん!?」


「友。時間ないから早く!」


「どこ行くの?」





私は明に押され後部座席に乗った。






明は助手席に座り、車は急発進した。
















着いた場所は空港。




「え。どこ行くの?」


「早く早く。」




勇人くんと明は何も言ってくれない。




「何なの?」


「間に合ったな。」


「だね。」


「何に?」





二人は顔を合わせ笑った。



< 430 / 432 >

この作品をシェア

pagetop