青春途上中〈2〉
何言ってんのか、さっぱりわかんねぇ。

何で、伊崎にキレられなくちゃいけねぇんだよ。

「知るか!あいつが勝手に喋ってきて、からかって来たんだ!

綺麗な女いっぱいいんのに、わざわざ祭りまで来て冗談半分でナンパされてる、こっちの身にもなれ!!」

一息に言った私を唖然と見ている伊崎の頭を掴まれた手が緩んだ。

「お前、本気で言ってんのか?」






< 119 / 123 >

この作品をシェア

pagetop