青春途上中〈2〉
「もう1回聞いてこいや」

「もういいや…。
何か考えてるだけバカらしくなって来たんだよね」

伊崎からあんな言葉貰えただけで満足してしまった。

普段、どんだけ酷いんだって話になる。

ソファーに寝そべり何か、しんどくなってきた。

「勝手に終わらしてんじゃねぇぞ、こらァ!」

頭上から聞きなれた声が降ってくる。
驚いて起き上がり見上げれば伊崎が突っ立っている。






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