青春途上中〈2〉
祥太なりの心配だと思って黙っていよう。


その頃、お使いを頼まれた篠原はC組のクラスにいた。

「あ、篠原だー」

真山は嬉しそうに駆け寄る。

「他のクラスに来るなんて珍しいな」

真山のお守り役、栗山が、ベッタリと真山の隣に並んでいる。

「伊崎ー!」

「あ?」

栗山と真山の挨拶も問いにも無視して伊崎の方へ向かう。







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