青春途上中〈2〉
不毛な約束2
「しのはらは、おれがすきだからおまえはむりなの」
「そんなことない!」
「じゃあ、しのはらにきめてもらおうよ」
「いいよ!」
「おれは、つよいやつがすき」
いつも一緒だった。
壊れたのは、いつからだろう。
「橘裕太は幼なじみだね」
1つの机に囲んで祥太の話を聞いている。
「その幼なじみに何で狙われてんだよ」
なかなか本題に入らない祥太に松橋は溜め息を吐く。
「そんなことない!」
「じゃあ、しのはらにきめてもらおうよ」
「いいよ!」
「おれは、つよいやつがすき」
いつも一緒だった。
壊れたのは、いつからだろう。
「橘裕太は幼なじみだね」
1つの机に囲んで祥太の話を聞いている。
「その幼なじみに何で狙われてんだよ」
なかなか本題に入らない祥太に松橋は溜め息を吐く。