黒龍
なんだ、全然早くないじゃん。私の方がバイクテク上手いよ?

遅い…。まぁーしょいがないか。

「着いたぞ」

あ、もう着いたのか。

へぇー、ここが朱雀の倉庫かー。

うちと比べると少し小さい…そりゃそうか

「行くぞ」

「うん」

倉庫に入ると下っ端君達がいた。

「「こんちは!!!」」

「あぁ」

へぇーちゃんと挨拶してる。いい子達じゃん。

ーヒソヒソ

『女がいるぞ』

『めっちゃ美人だぞ』

『なんで総長達と』

なんかめっちゃ見られてる…。

ん?二階?幹部部屋か…入っていいのかな?

まぁー何も言わないしいいのか…

ーガチャ

部屋は黒でまとめてあってソファーが三つ、一人掛けのソファーが一つある。

壁には朱雀と書かれた旗があった。

「蘭先生お願いします。」

「ん。じゃあ、まず苦手なやつから。二人の苦手な教科は?」

「僕は数学と英語」

うん。普通。

< 107 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop