黒龍
やっと…やっと“黒龍の姫”に会うことが出来る!

「どうやったら、その“黒龍の姫”に会うことが出来ますか?」

俺は、知りたい。あの時、隙を見せず可憐で、まるで蝶のように動き、次々と倒していく、顔を見れなかった“黒龍の姫”に!

前総長は言った。

「お前らも、いつかその時が来る。いずれ、その時が…。だから、四天王の一つの『朱雀』として恥じないようにしろ。そうすれば、自ずと会う時が来る…。俺たちが伝えられる事はそれだけだ…。」

「頼んだぞ?俺たちが守ってきた『朱雀』と“黒龍の姫”を…。」

と、言い残し引退をして俺たちが、四天王の一つ第十代目朱雀を率いることになった。
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