メルト
ギリギリアウト…
もう、あたし以外の人は朝読書してて、教室のなかはすっごく静か。なんかドアを開けたら申し訳ないかも…
よし!!しょうがないから屋上に行ってサボってよ♪
あたしは階段の方へ向かった。
屋上はあたしがこの学校の中でいちばん好きな場所。
学校は堅苦しくて息詰まるけど屋上にはいつも風が吹いてて気持ちだけ自由になれる気がする。
それに…空に近づけるから。
あたしの、今でも最愛の人。
あたしが中3の時、いつも隣には空がいてくれた。
あたしの、初恋の人。
そして、今でも好きな人。
あたしは、首にかけてあるシルバーのネックレスを手にとった。
ちいさな十字架のついたアイツからの贈り物。
―――――――――――――――中学校の屋上でいつも通り空と話していると、
「これ、柚芽にやるよ」
そう言われて空の手を見るといつも空がつけてるネックレスがあった。
「え?いいの?」
大切な物って聞いてたし、あたしが貰っていいのか不安になる。
「当たり前だろ!それに…今日、お前の誕生日だろ?だから…それ柚芽にやるよ」
今日は7月19日。あたしの15歳の誕生日。
あたしは嬉しくなって早速ネックレスをつける。
もう、あたし以外の人は朝読書してて、教室のなかはすっごく静か。なんかドアを開けたら申し訳ないかも…
よし!!しょうがないから屋上に行ってサボってよ♪
あたしは階段の方へ向かった。
屋上はあたしがこの学校の中でいちばん好きな場所。
学校は堅苦しくて息詰まるけど屋上にはいつも風が吹いてて気持ちだけ自由になれる気がする。
それに…空に近づけるから。
あたしの、今でも最愛の人。
あたしが中3の時、いつも隣には空がいてくれた。
あたしの、初恋の人。
そして、今でも好きな人。
あたしは、首にかけてあるシルバーのネックレスを手にとった。
ちいさな十字架のついたアイツからの贈り物。
―――――――――――――――中学校の屋上でいつも通り空と話していると、
「これ、柚芽にやるよ」
そう言われて空の手を見るといつも空がつけてるネックレスがあった。
「え?いいの?」
大切な物って聞いてたし、あたしが貰っていいのか不安になる。
「当たり前だろ!それに…今日、お前の誕生日だろ?だから…それ柚芽にやるよ」
今日は7月19日。あたしの15歳の誕生日。
あたしは嬉しくなって早速ネックレスをつける。