恋する事件簿【完】
「え…;;」



いきなりキレた母親に、叔父さんが苦笑いを浮かべた。



「さっきから聞いてれば、悪いのは娘じゃない。貴方よ――!
我が子に悪い事させといて何?人
の子を責める前に、貴方は自分の
子供をちゃんと育て直しなさいよ――ッ!!」



母親に怒られ、奥村さんは「もう良いわよ!!」と帰って行く。

火を点けようとした私から煙草を奪い、抱き着いて来た母親。



「めい!よく言った!」



「えー…;;」



キレといてなんだけど、褒める所ではないかと…。

私が父親に助けを求めると、母親を引き剥がし、デスクへと連れてった。

叔父さんはため息を吐き、課長室へと入った。

ため息を吐きたいのは、私だよ。




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