恋する事件簿【完】
ジーっと見ていると、難波は携帯を返して、芽依実を起こし、膝に乗せた。
「芽依実…この前、言ってたやろ?主任や刑事みたいに、ラブラブになりたいって。俺らには無理かも知れんな…。せやけど、俺らなりの幸せがあると思うねん。2人にも構わんような」
俺は横目で井川を見た。
芽依実を睨む目はまるで、嫉妬にまみれてる。
さっきも署でそうだった。
こいつは絶対、何か問題を起こす。
これだけでは飽きたらずに。
絶対にな―――……。
* * *
「芽依実…この前、言ってたやろ?主任や刑事みたいに、ラブラブになりたいって。俺らには無理かも知れんな…。せやけど、俺らなりの幸せがあると思うねん。2人にも構わんような」
俺は横目で井川を見た。
芽依実を睨む目はまるで、嫉妬にまみれてる。
さっきも署でそうだった。
こいつは絶対、何か問題を起こす。
これだけでは飽きたらずに。
絶対にな―――……。
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