恋する事件簿【完】
「芽依実、復帰おめでとう」



「ありがとうございます。おばあ様」



「北斗さん、先日はどうも。今日も眩しいわぁ」



「…ははっ;;」



「何、笑ってんのよ!!;;」



3人の掛け合いを聞いてると、おばあ様はいきなり、咳払いをした。



「芽依実っ!」



「はい」



「本庁に移動しなさい」



「…え?」



「ちょっと、お母さん?;;」



とんだ発言に、私より母親が困惑してる。

父親は大人しくしていて、話だけでも聞くような素振りを見せる。

兄貴は目も口も、開きっぱなしだ。
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