恋する事件簿【完】
ーーバンッ
すると、窓が閉められた。
振り向けば、井川はニヤリと笑いながら立ってる。
井川の顔にかかる炎は、隣の部屋から飛び出した炎。
玄関を確かめに行けば、完全に火の海。
…逃げ場がない。
「嘘…っ」
ーーバリーンッ
「芽依実――ッ!!」
「お前、何で入ったんだよ!!」
諦めかけた時、那維斗と兄貴が来た。
私は思わず、那維斗の胸に飛び込んだ。
…助かった…。
助かったんだ。
「この子が…教えてくれて…」
2人の腕の中で、猫はホッとしたように、永遠の眠りに就いた。
すると、窓が閉められた。
振り向けば、井川はニヤリと笑いながら立ってる。
井川の顔にかかる炎は、隣の部屋から飛び出した炎。
玄関を確かめに行けば、完全に火の海。
…逃げ場がない。
「嘘…っ」
ーーバリーンッ
「芽依実――ッ!!」
「お前、何で入ったんだよ!!」
諦めかけた時、那維斗と兄貴が来た。
私は思わず、那維斗の胸に飛び込んだ。
…助かった…。
助かったんだ。
「この子が…教えてくれて…」
2人の腕の中で、猫はホッとしたように、永遠の眠りに就いた。