恋する事件簿【完】
「それ…俺の息子か?」



「やっぱり、圭だよね」



叔父さんが手を挙げながら言うと、母親が賛同した。

父親は、「守優と芽依実の写真は、自宅にしかない」と言い切る。



「でも、パパに確かめたら“メイミちゃんだ”って」



「名前位は話すだろ。俺の息子だけじゃなく、守優も芽依実も可愛いて賢い孫だ」



「権力、使ったんですよね?」



「私が四国に飛ばされたから、北斗と働きたいが為に、ここに戻る時には使ったかな」



「…そんな…」



全ては勘違いにより、引き起こされたと察した。
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