恋する事件簿【完】
「前後から銃口を向けられて、逃げ場もない。助けに入っためいちゃんの同期の婦人警官は即死。その頃からか…めいちゃんが主任みたいに、冷静で、無愛想な人になった。その事件までは、もうちょっと、明るかった」
坂田さんは、「人は変わるんだな」と呟き、由良さんを連れて、入り口から突入を試みに行く。
…だとしてもや。
そんな簡単に突入して良いのか。
普通、許されるんやろうか。
「先輩は、いつまでもルールに縛られ過ぎや」
「…何がや。ルールを守らんから、あいつも死んだんやろ」
「そうですね」
…何やねん、難波は。
お前は、引きずってへんのか…。
* * *
坂田さんは、「人は変わるんだな」と呟き、由良さんを連れて、入り口から突入を試みに行く。
…だとしてもや。
そんな簡単に突入して良いのか。
普通、許されるんやろうか。
「先輩は、いつまでもルールに縛られ過ぎや」
「…何がや。ルールを守らんから、あいつも死んだんやろ」
「そうですね」
…何やねん、難波は。
お前は、引きずってへんのか…。
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